SINDEN




DJであり、プロデューサー、リミキサー、そしてレーベルオーナーとして活躍する、SINDENことグレアム・シンデンは現在のダンスミュージックのシーンで最も重要な存在のうちの一人として常に語られている。
彼が、ティーンエイジャーの頃頃最も影響を受けた音楽はラップであった。ラップは彼にとってコントロバーシャルであり、当時の他のどんなサウンドよりも、反骨的であり、政治的でもあった。 Beastie Boys, NWA, 2 Live CrewそしてDr Dreは彼の初期の音楽的なセンスを作り上げる重要な要素であった。レコードショップ通いの中でJUNGLEに出会いのめり込んだ時期もあった。やがてレコードのコレクションは膨大になり、学生時代からDJを始めるようになり、7インチディスコ、ラテンやアフロビート、ダンスホール、2ステップ、ハウス、テクノなんでもかけた。影響を受けたDJにはジャイルス・ピーターソンの名前を挙げる。21歳でロンドンに移り住み、バールンバ、ブルーノート(もちろん、ジャイルスやMetalheadzのパーティに参加するためだが)やがてはイーストロンドンの聖地プラステックピープルに通い、そこでの経験は、すでに十分にエクレクティックだった若いDJの新しい音楽にかける思いをますます膨らませることとなった。
JESSE ROSEを通じて出会ったSWITCHことデイヴ・テイラーとの出会いがターニングポイントとなり、ベースメント・ジャックスのレーベルATLANTIC JAXXよりデビューを飾る。(テイラー別名義SOLID GROOVEとの共作) その後長年のパートナーとなる、HERVEとの出会いはThe Count and Sinden名義でのアルバムリリースとして20010年に花開き、この作品はフィジット以降の、ベース、グライム、ラップ、エレクトロの影響の受けたハウスへのシフトの中で最も重要な作品の一つとなった。ニューヨークやシカゴのジャッキンハウスにインスパイアされた、ジャングルや様々な変わったアプローチでのベースラインが効いた未来のダンスフロアトラックスが詰まっている。
UK最大のダンスミュージックラジオ局、KISS FMでの毎週のレギュラー番組では常に革新的で新鮮なトラックを紹介しつつ、2010年には自身のレーベルGrizzly(グリズリー)を設立。マンネリなサウンドではなく、今まで触れてこなかったような、誰しもが予期しなかったような、ジャンルを超えつつもスタイルのある、シリアス過ぎない音楽をリリースすることがコンセプトとは、いかにもSINDEDNらしく、いつも時代を先へ先へと誘う姿勢は変わることはない。GrizzlyからのリリースでもSBTRKTとコラボした2曲は大きな話題となった。
Passion Pitなどの多くのリミックスもこなし、Mad Decentからリリースした、Gucci Mane のmixtapeをプロデュース。
常に新しいことを挑戦することを厭わない彼は最近LAにベースをうつし、MTVのRiff Raf、Elizabeth RoseやKid Sisterのプロデュースなど、メインストリームへも活動の場所を広げている。

Soundcloud
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