TJR




アメリカ東海岸からLAに音楽的な野心を抱き移り住んだ時、自分自身のスタイルを貫くことを決して恐れることのなかったTJRこと、トーマス・ロドスキーはやがてバウンシー・ハウスと言う自らのトレードマークを確立する。 ‘Booty Move’ や Tupacのリミックス ‘California Love’ そして Surecut Kids’ ‘Drunk In This’などのトラックが、ファットボーイ・スリムや、チャッキーなどのサポートを受けて、そのスタイルはシーンで程なく確固たる地位を築く。その自身のスタイルについてTJRはただの「90年代の産物」としているが、ビースティ・ボーイズ、メタリカからボブ・マーリーなどあらゆる音楽を好んで聞いていた彼にとってジャンル分けは無用で、Claude VonstrokeやUmekからKnife Partyまで熱い支持を受ける理由はそこにあるのだろう。‘Funky Vodka’ではオールドスクールなサンプリングを駆使してBeat PortのチャートでNo1を獲得し、2012 年にはラッパーPitbullの最新アルバム『Global Warming』に参加し、メジャーでのデビューもついに果たしている。
トラック制作は自身のクリエイターとして重要な位置を占めるとしつつも、DJをすることが自分にとってのリリースであるとTJRは断言している。「ブースにたつと興奮が抑えきれず、すべてをぶち壊したくなっちゃうんだ笑 スクラッチも多く使うし、サンプルも多用するしフェーダーだって駆使する。それこそが僕のステージパフォーマンスだと思っているし、来てくれた人には今までとは全く違うダンスフロアの経験をさせてあげたいんだ。。」TJRがブースに立つとき、その夜あなたがこれまでとは違う、全く新しいパーティエクスペリエンスができるということは約束されているようなものなのでる。


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