Chromeo

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ピー・サグとデイヴ・ワンは思春期の頃から大の親友。クロメオと自らを呼ぶこの2人は歩くヒップホップ辞典であり、人類はじまって以来のアラブ人とユダヤ人による成功したパートナーシップである。デビューアルバム『She’s In Control』のリリース以降、世界中をツアーし、この惑星を魅惑的に支配する計画に着手したこの3年間。クロメオは2枚目のアルバムを制作するため、モントリオールにある実験室に舞い戻った。
実験の結果うみだされた『Fancy Footwork』はシンプルでスムーズ、心をつかまれる要素たっぷりの堂々としたラヴァーズ・ファンク。以前のアルバムからさらに彼ららしさが強調されている。何がそこまでそう“ファンシー”なのか?一歩引いて心を開けばマザラティ(Mazarati=1980年代半ばに結成されたR&B, ファンクバンド。プリンス&ザ・レボリューションのベーシスト、ブラウン・マークがリーダー)寄りのミネアポリスで蒸留された最高級のグルーヴが得られるだろう。ピーとデイヴはダンスミュージックの傷ついた魂を癒すために2007年に再び現れた。そして10代そこそこの恋人たち、20代のブログ&iPod愛好者、30代の元“レイバー”グラフィックデザイナー、40代のおねえさんたちもみんな一緒に楽しめるパーティをつくった。このパーティには名前があって、しかも火がついたような勢いがある。この“ファンク・ファイヤー”を燃やすのも消すのも彼ら次第。彼らの名はクロメオ。
アナログシンセの天才、ピー・サグは今もダボダボのディップセット(DipSet = NYのヒップホップグループ)Tシャツを着て、キーボードを通じて彼の言語を話し、本物のギャングスターの目つきをしているだろうか?もちろん今も。ボーカル/ギターのデイヴは今も1965年のフランス文学家のような装いをしているのか?今も踊らずにはいられないような音を出しているだろうか?もちろん!
クロメオはずる賢い。クロメオはリバーブまみれ。クロメオはムーグのリフ、うっとりするようなハーモニー、マッチョなギターソロを奏で、そして本物の歌を職人技で書く。ダンスフロア向きのシングル『Fancy Footwork』や『Tenderoni』、自叙伝的なユダヤ人少年のバラード『Momma’s Boy』、アルバム最後を締める、サックスが印象的なエピック曲『100%』まで、アルバム『Fancy Footwork』はしなやかでメロディックな世界観を通して楽しめる。サングラスをかけてクールにダンスステップを踏みたくなるようなサウンド。クロメオが最初に出てきた頃、これはジョークでやっているのか否かという議論が巷でえんえんと続いていた。だが、その議論からクロメオを否定するようになった人たちをこのアルバムで完全に黙らせることができるだろう。彼らの音楽には何も皮肉っぽいことはなく、ホール&オーツがワルな車に乗りながらクインシー・ジョーンズに運転させている、そんな感じだ。ジョークなんかじゃない。
クロメオというバンドはよみがえった。セックス、ビート、夢、スーツ、手袋、笑い、涙、過去、未来をしょって還ってきた。それらすべてを巻いたデッカいハッパをピーのトーク・ボックスのチューブを通して吸い込み、君の脳を通して吐き出そう。お楽しみあれ。

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